今回は賃貸住宅の改装工事の依頼をいただきました。キッチンに関しては月に3台から5台の交換のご依頼をいただきますが、賃貸住宅と一般住宅では大きな違いはありません。ただ価格には大きな違いが生じているのはなぜでしょう。今回はこの”差”について考えていきたいと思います。
まず見た目の大きな違いは、スタンダードプランのキッチンなら各メーカーに共通して言えることですが、”さほど違いは無い”これが答えでしょう。これがベースグレードではなくオプションカラーやオプション仕様であれば少し見た目が変わってきます。が、大きなオプションといえばIHコンロがコスト的には大きく影響する部分でその次は食洗器となります。
これに関しては皆さんの予想通りです。工事の予算が大きくオーバーするのは一番見落としがちな、「搬入から組立据え付け及び設置に関する工事」です。キッチンの取付工事は項目が多数あり一つ一つは大した金額でなくても全項目を積算していくとかなりの費用になります。
この工事の項目をよく確認し考慮していくと皆さんの求める工事予算でキッチンの取替が現実化するかもしれません!

まずキッチンの解体工事は一日で十分可能でありその後既設の配管等の移設及び延長短縮などの工事を完了します

上記の状態は解体後にガス管、給水給湯配管を今回設置するキッチンに合った位置に配置設置した状態です。この状態から新しいキッチンを組立据え付け工事を行っていきます。一気に完成まで行きますがここでやっておきたい工事項目が2点ほどありますのでご紹介します
キッチンパネルの交換
キッチンパネルの交換はキッチン据え付け工事前に行う方が綺麗に収まります。今回の工事では約4万円程度の費用が掛かっていますがこれだけで最終的な見た目は大きく変わってきます
電気配線の改修工事
照明器具をはじめレンジフードにも電源がているため配線工事を必要とする工程があります。その際ぜひ電気工事を行う業者には確認をいらいしましょう。配線の劣化はなかなかございませんがもし断線している場合等もありますので実際触れる間に触っておいた方がコストパフォーマンスも大いにあります。

上記で述べた項目をすべて行いキッチンを据え付けた状態が上記の画像ですがいかがでしょうか
赤は赤でも少し濃い目の赤は部屋にアクセントを与えるだけでなく上手く部屋に馴染める辺りもオススメです。

綺麗なキッチンは家の雰囲気をガラッと変えますが、ひとつ間違えると高価な買い物になり兼ねませんので注意しながら進めましょう!