皆さんこんにちは、今回は内装工事をご紹介させていただきます。
内装と一言で表すのは困難で、様々な業種がありそれぞれの業種には、施工方法や使用材料等のパターンがいくつもあります。
今回はその内装工事の中でも、オーソドックスであり必要不可欠な間仕切り工事にスポットを当ててご紹介したいと思います。
Q.まず間仕切りとは?
A.住宅や店舗を含め一般的に部屋と部屋を区切る壁の事を言います
Q.壁に種類なんてあるの?
A.腰壁や垂れ壁、その他にも材料や組み方等いくつかのパターンがあります
Q.材料や種類を使い分ける必要性は?
A.内装制限がかかっていたり現場に対応した工法を用いる必要がある場合、デザインを重視する仕上がりの場合等があります
Q. 壁厚に違いがあるのは何故ですか?
A.下地に使用する資材の違いはもちろんですが、張る耐火ボードや合板の厚みによっても厚みが変わります
それでは、簡単な写真資料から見ていただきましょう

いきなりですが写真は化粧柱の設置工事です、今回は内装に柱をデザインとして使いたいとの要望があったので105角の桧材を使用することにしました
設置する際には、弊社ではレーザーを使用して垂直を測り取り付けを行いますが、やり方は色々あるのでこれといって指定はありません。


きちんと隅を出して造作を行えば下の写真をご覧の通り綺麗に垂直がでますね

次は間仕切り壁の造作に移っていきます。 おそらく街中でよく見かける工事の光景ではないでしょうか。
基本的に下地は、 それぞれの壁の芯から303ミリを目安に設置します。(後に張る資材に対応したピッチを選択するのが理想的)
間仕切りを303mmピッチで設置した例:


そうしてできた間仕切りにプラスターボードを張って壁が完成します。
厳密にはPBを貼る前に電気配線や給水排水管を仕込み、 その後壁材を張る形になりますので行程としてはここで一旦他業種に渡すことになります。

ここまでの工程を見ると簡単そうに見えますが、実際はかなり重労働で正直素人さんがいきなりできるレベルではありません。
精度を含めかなり正確な施工を行わないと、後で全てやり直しということもあり得るので知識がない状態で工事を行うのはあまりお勧めできません。
いかがでしょうか
自身で行うのではなく、間取り変更などの際にイメージしやすくなりましたか?
次回は高い位置への床の造作工事、万協をご紹介したいと思います!