サラリーマン大家さん


こんにちは、年末が近づいてきたところで今年の特徴をお話ししたいと思います。

何より今年は投資物件の改装工事のご依頼をたくさんいただきました。サラリーマン大家さんというのが急に増えたような気がします。もちろん以前から事業として取り組んでおられるオーナー様もたくさんいらっしゃる訳ですが、それでも今年は特に多く感じました。

そこでHPにいらしてくださる皆さんだけに投資物件について少しお話ししたいと思います。(あくまでも弊社が施工させていただいた案件の感想や後の状況を元に書いております)

まず投資物件と言いますと大きいマンションやアパートを連想されるかと思いますが、今年の特徴としてはそうではありません。古くなった戸建住宅をはじめ、ご家族が所有されておられた連棟住宅がほとんどです。古い物件を低価格で購入して収益性を確保するというものですね。しかし、賃貸住宅として借りていただくことで収益を得るということは、それなりに手間も暇もかかります。

実際、弊社も不動産投資を行っており、物件を購入して自社で販売活動も行っております。もちろん購入する物件の特徴はやはり築年数はかなりのものです。そこで最近一つ感じたことがあります。賃貸としてお貸しする上で、所有物件が「古い物件ばかり」では事業を拡大するのは困難ということです。

家賃こそいただける訳ですが、古い物件なので見えないところに費用が発生します。下記に記載する二つは誰でも予想できる内容ですが

「入れ替わりの際の改装費用が予測できない」(次の入居者様のために工夫をすると費用が嵩む為)

「家賃が低い」

この二つは賃貸経営行ううえで致命傷になります。しかし上でも記載しましたとおり、「ばかり」ではまずいのですが、古い物件というのは自身のポートフォリオの利回りを改善する役割を果たしてくれます。そういう意味では古い物件というのも必要になります。そろそろ物件の利回りの件はご理解いただけたと思いますので物件本体の話はここまでにして、ここからは工事のアイデアを一つご紹介いたします。

古い物件の改装工事で是非候補にしていただきたい改装部分があります。

「押入れ」です

皆さんは押入れってどのように改装しますか?クロス張りにして、クローゼットドアをつけて、お金をかけて、、勿体無いと思いませんか?そこで視点を変えてみましょう、押入れって結構広いですよね?下記写真は押入れを部屋に変更した時の写真です。

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株式会社Crastore 施工写真

間仕切りはそのままで結構ですので建具と枠廻りのみ撤去して、壁は部屋の壁と続きでクロス張りにして繋げてしまいましょう。一帖分部屋が広くなりますので家賃アップを狙いましょう!(←言い過ぎでしょうか?笑)

お洒落にしたい方は奥の面にカウンターなどを取り付けて、書斎なんてどうでしょうか。某ハウスメーカーの注文住宅レベルにならないと書斎スペースなんてありませんよね?これも少しの費用でできる簡単リフォームです。少し前までは「現状回復」でしたが、新しい建物が次々と建っていく時代、「現状」が厳しい中「回復」するだけでは賃貸経営は困難でしょう。

「改善」を加えて自身の物件をもっと多くの人にアピールできるよう、最近は物件オーナー様自身の努力が必要になっています。