雨樋の”鈑金による修繕について”


皆さんこんばんは、本日は雨樋の鈑金工事についてお話しします

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今ではプラスチック製の雨樋がホームセンターでも販売されていますが、そのような物は品質的にも耐久性にもあまり大きく期待できない部分ではありますよね・・・

もちろん取り付け費用は高所作業となるためそれなりの費用がかかることもありますし、物自体は安くても長期で見ればそんなに安い買い物ではありませんよね・・

そこで今回は以前ご依頼いただいた工事をご紹介いたします

よくありがちな昔からの鉄製の雨樋、これは耐久性こそ抜群です(錆びていても全然平気)が一旦穴が開くとその損傷部分からボロボロと落ちて危険です

もちろん知っていて、そこまで放置はされないでしょう。ただ雨樋という部分は交換時期を逃しがちで何か起こってから対応というのがほとんどです。

「それなら何か異変が起きてからでいいのでは・・」

正直私もそう思います、しかし今回ご依頼いただいた案件は非常に広範囲に広がっており取り替えるという選択技がありませんでした。

というのも劣化に劣化が進み部分的に取り替えることが困難であった為です。そこで検討に検討を重ね鈑金することにしました。

高所での鈑金作業は非常に危険ですので参考にしていただくのは構いませんが工事を行う際はプロに任せて、絶対に地震で真似はしないでください。最悪の場合命を落とす危険性がございます。

まず既存のトタン屋根等の廃棄物は撤去します

そしていきなり鈑金作業を行うわけですが、ここで一つ注意点があります

“この段階で大まかに水漏れの原因を把握する必要がある”ということです。もしかしたら勾配が取れておらず水が逆流するとういことも起こらないとは言えませんからね・・

「修理したけど余計にひどくなった」

なんてパターンはだいたいこれです。業者も値段だけで判断せず経験を積んだ業者を選択しましょう

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さてここからは施工手順です

既存の雨樋周りから覆うように鈑金して鋼板を加工していきます。勾配も取りながら・・これ簡単そうに見えますが半端じゃなく難しいんですよ。まず加工ですが重たい上鋭利な物なので危険、現場を歩くときも注意しながら通行しました・・

そんな危険な部分はさておき、次は雨樋本体の加工です。

角を専用工具を使い折り曲げていきます。何度も仮合わせをして折り曲げていく工程は忍耐力と手間の塊ですがこの工程の技術力で大きく仕上がりに影響が出ます。集合管に近い方から順に釘打ちして止めていきます。

鋼板のジョイント部分にはコーキングを行い水が逆流しても大丈夫なように施工しておきましょう

施工手順はこれだけですので意外と単純な作業ですが一つ一つに職人技が詰まった内容の工事になりますので、工事を発注する際はある程度知識のある業者を選ぶようにしましょう