雨漏り時に行う修繕と改良の違い


こんにちは、今回は先日弊社にご依頼いただきました雨漏りをテーマにお話します 皆さんは雨漏りを体験したことはありますか? 弊社のホームページをご覧の方であれば少なからずリフォームにご興味があることかと思います そんな皆様の物件の多くは築年数も新築とは言えない年式になっていることかと思います そこでよく耳にするのは「雨漏り」です

 雨漏りの原因は非常に単純な事が多く、発見できれば直すことは容易なことが多く、驚くような大規模な工事をする必要はありません。こんなことを言うと専門でやっている業者に恨まれそうですが、ここでは弊社の経験をご紹介するのが目的ですので一部始終をご紹介します。

雨漏りの工事って、「高額でとてもじゃないけど直せない」「もうこの家も寿命だ」なんて思っていませんか? 皆さん、それは大間違いですよ。確かに雨漏りの工事は高額になる傾向があります、その多くが調査に費用を費やし過ぎている事です。

今は赤外線に反応する水を流して赤外線で液体の流れを確認して漏水箇所を判別する調査方法があります。 赤外線サーモグラフィーと呼ばれているようです。とても便利な時代になりましたね。

ただこの調査方法、たいていの会社が安くはない調査費を請求することでしょう。

相場としては戸建て住宅で一ヶ所あたり150,000-〜180,000-

これにまだ高所作業が必要であれば追加料金がかかるようですが・・まあ、ここまでは普通の話ですがこの判別方法、「漏れていないところは判らない」と言う弱点があります。 結局その時は治っても劣化していた部分を放っておくとまた近いうちに水漏れが発生します。それでまた一から調査なんて言っているとキリがないのと、何よりそれにかかる費用でいくつかの箇所を治す事ができるかもしれません。

やはり部分部分の専門家が目で見て判断するのが一番かと私は思っております。

弊社にご依頼いただいた案件では下記添付写真のように雨樋に穴が空き水が注ぎ込んでいました、ただこの穴を塞いでも雨漏りは改善しませんでした(若干マシになったように感じる程度の改善)

中央にあいた穴に注ぐ水 / 株式会社Crastore
劣化した銅板の雨樋 / 株式会社Crastore
雨樋の穴部分に流れ落ちる雨水 / 株式会社Crastore
雨樋と縦樋を繋ぐ部分の半田の欠損 / 株式会社Crastore
鈑金の捲れあがりによる水の逆流 / 株式会社Crastore

今回の最終的な施工箇所は下記の内容となりました

・バルコニーの防水

・鈑金の欠損箇所の補修

・壁面波板の張り替え

・笠木の取り付け

・雨樋の鈑金遣り替え

・縦樋の調整

・笠木の穴補修

今回の工事費は¥482,000-(税別)となりました。

鈑金 / 株式会社Crastore
雨樋鈑金工事 / 株式会社Crastore
鈑金加工 / 株式会社Crastore
波板からトタン板に変更 / 株式会社Crastore

はい、この内容全て調査すると相当な費用になると思いませんか?

因みに調査はあくまでも調査、治る訳ではありません。

ここから初めて工事の見積もりとなる訳ですが・・あとはご想像にお任せします。

次回は、皆さんにも普段から簡単に行っていただける雨漏り対策及び

メンテナンス方法をご紹介します!!

次回ご期待ください!!